長い間日照りに見舞われていたオーストラリア QLD(クイーンズランド州)。
日照りが終わった!!やった~!!と喜んだ途端に今度は大雨被害に合いました。
という訳で、今回は浸水対策をまとめました。
目次
1.まずやること
1-1. 大切な書類・電化製品を高いところに上げる
1-2. 車を少しでも高台へ動かす
1-3. ペットの安全を確保する
2. 日頃から準備しておくべきだと思ったもの
2-1. 避難経路と移動手段、行く手を塞がれた時の食料
2-2. ライト
2-3. 水
2-4. 土嚢
2-5. 土嚢の代わりになるもの
①水嚢
②土の入ったプランターまたはポリタンク
2-6. 排水路の確保
2-7. 日頃からもしもの時のことを考えておく。
3. 一番シンプルで、かつ有効的な解決策
1.まずやること
1-1. 大切な書類・電化製品を高いところに上げる
水が目前に迫っていたら、
一番大切な書類・電化製品を2階・棚や机の上に上げましょう!
時間があれば、冷蔵庫や洗濯機も下に何かかませて持ち上げておきましょう。
私たちはビールケースを冷蔵庫の下にかませました。
1-2. 車を少しでも高台へ動かす
今回の浸水騒動で、家の中ばっかりに集中していた我々ですが、
あ!!
と気が付いて外を見ると、
すでに車の周りにもかなりの水が押し寄せていました。
幸運にも水位があまり高くなかったので、車を高台へ避難させることが出来ましたが、
もし移動手段として車を使う方は特に、早めに車を高台へ移動させておきましょう。
くれぐれも、車の中に閉じ込められることなきよう、安全第一で!!
1-3. ペットの安全を確保する
我が家の庭には、お隣さんのオーナーさん夫婦が飼っているニワトリ&ヤギ小屋があります。
今回の大雨でニワトリ&ヤギ小屋の下半分が水没しました。
幸運にも2階建て構造だったので皆無事でしたが、もう少し水位が上がっていれば、救出に向かうのも困難だったかもしれません。
救出出来るときに動物を安全なところへ避難させることも大切だと思いました。
2. 日頃から準備しておくべきだと思ったもの
2-1. 避難経路と移動手段、行く手を塞がれた時の食料
何よりも大切だと思ったのは、避難経路と移動手段の確保。
我が家は小川(日照りのときは枯れていた!)にかかる橋を超えたところにあります。
しかし今回の豪雨では、この小川が爆流川になって、橋もあっという間に飲み込まれてしまいました。
すぐに水が引いてくれたので良かったものの、橋が渡れなかったらどこへも行けないという訳なのです。
The bridge is under water! (橋は水の中だよ!)
と聞いたときは、
へ!??
ん?言い間違えか、もしくは聞き間違えかな?
と思いましたが、なんと実際に橋は水没していたのです。
・・・あれ?橋が渡れなかったら、食料買い出しにも行けない・・
ということに気付いたときはさすがにぞっとしました。
いざという時は、橋を渡れるうちに渡っておかねばならないな、とつくづく思いました。
2-2. ライト
洪水の時はいつなんどき電気の供給が切れるかもしれません。
今回我が家では真夜中に家の外の電気が豪雨の中突然消えてしまいました。
外の電気が消えてしまったとき、いったい水がどこまで来ているのかさえ全く見えませんでした。
我が家には幸運にも防水の懐中電灯があったので、この懐中電灯が重宝しました。大雨のときにはライトは防水であると安心です。
バッテリー切れに注意!
我が家の多くの懐中電灯やヘッドライトはバッテリー切れで、使い物になりませんでした。
翌日早速ライトの電池を変えたり、バッテリーをチャージしたりしました。
その他にもポータブルチャージャーや、携帯用ソーラーパネルなどがあると安心ですね。
2-3. 水
外の電気が切れたと同時に、家中のコンセントからの電力も切れました。
そして気付きました。
我が家の水道は電気ポンプ式!!
電気が落ちると水が出ないのです・・・。
今回は電気の復旧が早かったので助かりましたが、水道が出ないとなると・・
雨水を貯めて飲むしかありませんね。
2-4. 土嚢
土嚢がない!!
水があっという間に玄関先までやってきて、大事な我が家への浸水を防ごうにも防ぐものがない!
と焦って気休めにバスタオルなんかを丸めてドアの下の部分にぎゅうっと押しやった私ですが、実は土嚢の代わりは家にあるもので作れるのです!
2-5. 土嚢の代わりになるもの
①水嚢!!!
水嚢の作り方
大きめのゴミ袋を2~3重にする。
ゴミ袋の中に水を半分くらいになるまで入れて、口を堅く縛る。
これで水嚢の完成。
たくさん作って出入口などに隙間なく並べて使用します。
更に、この水嚢を段ボールに入れれば水嚢を積み重ねることができて強度を増すことが出来ます。
もし家に長い木があれば、それで入り口を塞いで、水嚢で固定しましょう。
②プランター(土入り) またはポリタンク!!
土の入ったプランターや水などを入れたポリタンクを連結させたものをビニールシートで包み込み、扉などの前にに置いても土嚢の代わりになります。
2-6. 排水路の確保
落葉やごみで排水路が塞がれていると、敷地や道路が冠水する恐れがあるため、 排水路の点検や清掃をしておきましょう。
2-7. 日頃からもしもの時のことを考えておく。
長い間シドニーの街中に住んでいたおかげで、洪水というものから少しところにいた私。
我が家もまさかの庭先の枯れ果てた小川が大大川になって、気付いた時には庭の半分まで川が上ってきていました。
鳥小屋も1階は浸水。
そのあとも川はどんどん上がり続け、我が家もあと数ミリで床上浸水でした。
洪水から数日経った今、普段の生活に戻ってすでに水害のことなんて遠い昔の事の様に思ってしまう・・。
しかし!!日頃から、いざという時のために考えておくことが本当に大切。
危機に陥ってそう痛感したことを忘れず、
日頃から何かが起こったときにどうするか
を考えておくことがとても大事ですね。
避難するときに持っていくものリストを考えておくと良いかもしれません。
人間パニックになると、頭が真っ白になってしまうこともあるので..!!
3. 一番シンプルで、かつ有効的な解決策
一番シンプルで、かつ有効的な解決策は、
2階以上の家、高床式の家、または高台にある家に住む!!
しかし何はともあれ、命が一番大切なので、命の危機が迫っているときは、あれこれ考えず一目散に避難しましょう!!
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