
オーストラリアへ移住を考えているけれども、一体どうすすれば永住権を取れるのか?
多くの方が疑問に思っていると思います。
ひとりでも多くの人が夢をかなえるヒントとなれるように、私がどのように永住権を取得したかを記します。
*私は就職のために大学院へ通いましたが、全ての人が大学院に通う必要があるということではありません。
1.私がオーストラリアで永住権を獲得した方法
就職先で永住権のスポンサーになってもらって永住権を獲得。
永住権の獲得経路
来豪→語学学校→大学ブリッジングコース→大学院→就職→就職先のスポンサーで永住権獲得
来豪してから永住権獲得までの年月
4年半。(移民局のITの不具合で半年ほど永住権の発行が遅れました)
2.私のバックグラウンド
私は日本国生まれ、日本育ち。
高校のときには友達に “将来は海外に行きたいな~” と話していましたが、英語は大の苦手。
大学を卒業してから就職。その3年間でお金を少し貯めてオーストラリアへいざ向かいました。

3.オーストラリアに決めた理由
私がオーストラリアへ来たのは2008年。
”海外に住みたい!英語圏ならどこでもいい。” と思っていたのですが、
・2001年にアメリカ同時多発テロ事件が起こってからアメリカはビザが取りにくくなった。
・イギリスのポンドはべらぼうに高い。
・カナダは美しいが、寒い。
以上より、さてどうしようか・・。と思っていたところ、オーストラリアの話を耳にしました。
英語圏!親日家!!美しいビーチ!!!
ここだ!! と思った私は、すぐオーストラリアへ行く準備を始めたのでした。
4.学生ビザでオーストラリアへ
オーストラリアを勧めてくれた友人から、オーストラリアで私の職業を続けたいのならば、日本の大学の卒業資格では就職出来ないと思うので、オーストラリアの大学か大学院を出るべきだ。とのアドバイスを貰った私は、それならば!と、オーストラリアの大学院に行くことを決断しました。しかし、大学院に入るにはそれなりの英語力が必要なので、その前に語学学校へ行って英語力を上げる必要がありました。
ということで、オーストラリアではまずは語学学校へ通うことに。
渡豪準備~大学院入学までにはMTSC留学センターに大変お世話になりました。
日本にいる間に学生ビザの申請や語学学校の手続きをして、
2008年9月、私は意気揚々とオーストラリアへ入国したのでした。
5.語学学校
オーストラリアで私の専門を学べる大学院が幸運にもメルボルンにある大学1校しかなかったので、必然的にメルボルンに行くことが決まりました。
そこで私は当時 ”日本人の生徒数が少ない” と理由からメルボルンのAMESという公立の語学学校を選択しました。
6.大学院入学
さて、語学学校へ通った私ですが、すぐに英語力が上がるわけもありません。
大変お世話になっているMTSC留学センターさんに、大学付属のブリッジングコースを紹介していただきました。
このブリッジングコースというのは、大学・大学院入学前の短期コースです。大学や大学院で必要な英語、論文の書き方、文献の検索の仕方などを丁寧に教えてくれます。
ブリッジングコース10週間を経て、ようやく晴れて大学院へ入学できたのでした!

7.就職
さて、大学院も卒業間近になったころ、就職の話がちらほら聞こえてきます。
ここオーストラリアは何よりも経験者優遇の国。
大学院を卒業するころもまだまだ英語に悩まされていた私ですが、日本での勤務経験があった私は、幸運にもあっという間にシドニーで就職が決まったのでした。
就職時に就職先にビザを出していただいて、ビジネスビザになりました。
8.永住権獲得
職業によるのですが、その当時、その仕事で4年働けば就職先がスポンサーする永住権を申請出来ました。
就職して1年ほど経ったある日、ひょんなことからビザエージェントへ行く機会がありました。私はもののついでに、私は一体あと何年ほどで永住権を申請出来るのか、と聞いてみました。
すると、エージェントは私の履歴書を見てこう言ったのです。
”君、今すぐ申請出来るよ!”
エージェントによると、私の日本の大学も仕事と関わりのある専攻だったので、日本の大学卒業時からの就職年数がカウントされるんだそうです。
つまり日本で3年+オーストラリアで1年=計4年の就職年数。
そういう訳で、私はすぐに永住権申請に取り掛かり、その半年後には永住権が降りたわけです。永住権申請には、VISAエージェントSouthern Cross Alliance を使って申請しました。
このタイプの永住権は当時申請してから4週間ほどで取れると聞いていましたが、移民局のITの不具合により、わたしの永住権は申請してから約7か月後に降りたのでした。

以上が私の永住権を獲得した方法でした。
私は来豪当時自業自得で英語力が無かったので、大学院も仕事場でも英語で苦労しましたが、
”為せば成る!”
①何事も出来ると思うこと
そして、
②みんなに言いふらすこと。
そうすると不思議とそれは実現するのです。
まずはオーストラリアで永住権が取りやすい職業を探してみるというのもひとつの手かもしれません。
この話が少しでもあなたの力になりますように!!
こんにちは
もし良ければ何の専攻だったのか、日本で何の仕事をされていたのか教えてください。
こんにちは。
メッセージありがとうございます。
わたしの専攻はかなり特殊で Master of Clinical Embryology というコースでした。
日本で不妊治療の胚培養士をやっておりました。大学院はその専門コースでした。
また何か他に質問があれば何でも聞いてください。
はじめまして。
自分も留学をしたくて情報を集めていたところ、こちらの記事に辿り着きました。とてもわかりやすく、興味をそそられました!
私は、日本で胚培養士をして5年目になります。学生時代から英語がとても苦手でずっと避けてきたのですが、海外で暮らしてみたい夢は諦められません、、、
オーストラリアは経験値で就職が優遇されると聞き、どうせなら胚培養士ができないかと考えていたところでした。
もし差し支えなければ、ざっくりで構わないので大学院に入学するまでにかかった費用と、留学する前の英語力(IELTSなど必要でしたか?)など教えていただけないでしょうか?
数年前の投稿にコメントしてしまいすみません。大変失礼とは存じますが、もしお時間ありましたらよろしくお願いします、、、!
るーさんこんにちは!
お返事が大変に遅くなりごめんなさい。
海外で暮らしてみたい夢があるならば、是非チャレンジしてみてください。
海外で生活することは、日本人の多くの方が思っているよりも遥かに簡単にできてしまうものです!(実際わたしがそうでした!!)
胚培養士として仕事をする場合はやはり英語力が必要ですが、海外で生活しているうちにある程度は英語力付きますよ!(なるべく日本人で固まらずに、英語で会話する仲間を増やすことが秘訣です!)
大学院は英語がわからなくて大変でしたが、そこで頑張ったおかげで医療英語単語力は伸びました!
費用の方は、なにせ15年ほど前のことなので、まったく記憶にないですが(ごめんなさい)、IELTSは大学院に入学するのに当時アカデミックで7必要でした。
わたしも高校まで英語で赤点ばっかり取っていたのに、無事にオーストラリアで大学院を卒業することも、胚培養士として働くこともできましたので、
是非、夢は諦めずに挑戦してみてください。
ちなみに、胚培養士としてではなくても、海外で生活していくことはできることもお忘れなく!
今生きている人生は一度きり!
頑張ってください!
はじめまして。
日本で胚培養士をしている者です。
海外で胚培養士として働くことを考えているのですが、職場の環境や技術面等の違いはありますか?
また、胚培養士としてどのくらいのスキルを持った状態でオーストラリアに行かれましたか?
大学院での生活についても詳しくお聞きしたいです。
こんにちは。メッセージありがとうございます。
今までメッセージが上手く表示されずに、今ようやくメッセージを見ることができました。お返事遅くなってごめんなさい。
職場の環境は、オーストラリアは日本よりもフレンドリーなイメージです。日本でもとてもフレンドリーな施設もあると思いますが、こちらはどこもそういうイメージか、それ以上にフレンドリーです。
AUSで働き始めて技術には大差ないと思いました(日本でもそうですが、施設によって技術は差があると思います)が、こちらではPGDを行っているクリニックがあります。ドナーの使用率も高いと思います。
日本では胚培養士を3年半ほどやっておりました。
大学院では私は非常に英語で苦労しました。しおねさんの英語力は高いですか? 大学院について特にまた質問があったら、いつでも聞いてください。
こんにちは。
今後Skilled visaを申請予定なのですが、
お使いになった移民コンサルトさんの対応を教えていただけますか?
Kanaさんこんにちは。メッセージありがとうございます。
私が永住権を取った2013年当時の話ですが、Southern Cross Alliance(SCA)のコンサルトさんの対応はとても迅速で適格でした。
私の友人もSCAでビザを取ったのですが、とても良かったと言っていました。
但しやり取りは全て英語です。
質問の答えになっているでしょうか?Kanaさんも早く永住権が取れるといいですね。
Sunny様、はじめまして。
こちらの記事をとても興味深く拝見しました。Sunny様の経歴を見て自分と似ていたのでとても親近感が湧き、もしご迷惑でなければいくつか質問させて頂きたいです。
私は現在日本で培養をしているのですが、海外(オーストラリアかアメリカ)のクリニックか研究所で働きたいと思っています。
海外ではやはり大学院へ行かなければクリニックで働くことは難しいのでしょうか?
また、オーストラリアへの大学院進学はどのようにされたのでしょうか?
苦労したことなどあれば教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
Yuuさんこんにちは。
メッセージありがとうございます:)
まず最初の質問ですが、
国やクリニック、研究所によって対応が違うと思います。
ですが、
わたしの働いていたオーストラリアのクリニックでは
大学院へ行かなくても、
その領域に関係ある専攻で学校を卒業していて、
英語力と経験があれば、受け入れてくれると思います。
(これはあくまでもわたしの推測ですが)
実際に、クリニックや研究所に直接メールなどで問い合わせてみると良いと思います。
わたしの場合は、日本で働いていた経験があっても、
英語力がなかったので、
オーストラリアの大学院を卒業したことで、
なんの苦労もなく就職できたのかなぁ?
と思います。
大学院進学は
ブログにも書きましたが、
まず、わたしは英語力がまったくなかったので
語学学校へ。
それから
”ここを修了して、IELTSのポイントがあれば、
大学や大学院へ進学できる”
という大学のブリッジングコースへ行きました。
苦労したことといえば、
英語です~~。
医療英語は特に日常会話で使わない特殊な単語なので
すべてが新鮮で
大学院の授業も、
そしてクリニックで働いているときも苦労しました。
でも!
わたしのように
オーストラリアに辿りついたときに
英語力がなくても
クリニックや研究所で働かせてもらうことができたし、
永住権も取ることができたので
なんでもポジティブに
挑戦してみたらいいと思います!
頑張ってください!
応援しています!!!
Sunnyさん、はじめまして。
ご迷惑でなければ、Sunnyさんは日本での胚培養士としての就職先をどのようにお探しになられたかお教えいただけませんでしょうか。
お忙しいところお手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
Mimiさんこんにちは。
メッセージありがとうございます。
わたしがMelbourneのMonash大学のMaster of Clinical embryology(大学院)で学んでいた時に、仕事のオファーをいただきました。
このコースは胚培養士の育成に特化していて、先生方も顔が広いので、オーストラリアだけでなく、ときにはニュージーランドやアメリカ、カナダのクリニックから良い人材がいないかと問い合わせが来ます!
オーストラリアはほとんどの職場で経験を重視するので、なぜか英語がたどたどしいわたしが、オーストラリア人のクラスメイトを差し置いて就職することが出来ました!!
しかしオーストラリアで胚培養士として働いてみて、この職場は間違いがあってはならない職場なので、英語の勉強をしっかりやっておくことは大切だとしみじみ思いました。
また分からないことがあったらいつでも聞いてください!
Sunnyさん、こんばんは。早速のお返事をありがとうございます。
卒業後の仕事先を見つけることはとても難関だと思うので、そこでSunnyさんの日々の取り組む姿勢や、今までの日本の経歴がとても評価されていらっしゃたのですね。本当にかっこいいです!
実は今、日本国内で胚培養士としての就職先を探しています。
オーストラリアではなく日本での就職時、どのようにお仕事先をお探しになられたかお伺いできませんでしょうか?
周りに胚培養士になられた方がいらっしゃらず、求人の件数もそれほど多くなく少し困っております。。。留学とはあまり関係のないお話となってしまい申し訳ございません。
Mimiさんこんばんは。
お返事大変遅くなってごめんなさい。Mimiさんからのメッセージが今までなぜか表示されていませんでした~!!涙
Mimiさんは、学校はどこに行かれましたか?今学生さんですか?
医療衛生とか、動物資源学系のコースですか?
わたしは、大学のときは、生殖研究室に所属していたので、あちらこちらから募集の話しが来ていたように記憶しています。
その後転職する際は、自らあちらこちらのIVFクリニックに電話をかけて募集していないか聞きました。
もうそのときにはIVFクリニックで働いていたので、周りの人に募集しているクリニックがないか聞くこともありました!
ちなみに何県で就職希望とかありますか?
はじめまして!
突然のコメント失礼します。
現在胚培養士として働いており、海外のクリニックに興味があります。
しかし英語に全く自信がなく躊躇している状況です。
海外のクリニックで胚培養士として働く際、クリニック内でどのくらい英語は使うのでしょうか?
患者様と話す機会はあるのでしょうか??
Agnonさんこんにちは。
メッセージありがとうございます。
わたしはこれまで勤務してきたクリニック2会社共、患者さんと話すことがありました。
クリニックによっても違うと思いますが、ご存知のように少なくとも同僚、ドクター、ナースとのコミュニケーションが取れないと困ることになります。間違いがあってはならないフィールドなので、ある程度の英語のスキルは必要です。
私の様に海外に来てから英語学校や、大学などで英語力を付けることも可能ですので、希望を持って頑張ってください!
私の経験上、海外に住んでしまった方が必然的に英語が必要になるので、英語力は伸びると思いますよ!
友人は日本でも、英語をしゃべる友達をどんどん作って、英語力を伸ばした言ってました。
突然のコメント失礼いたします。
私は現在日本のクリニックで胚培養士として働いているものです。キャリアプランとして博士課程取得後に、海外で胚培養士として働きながら臨床、基礎共に研究も行いたいと思っております。
そこで質問させていただきたいのですが、オーストラリアのクリニックでは研究活動(臨床基礎共に)は盛んに行われていますでしょうか?
また研究資金などはどのようなところから獲得しているのか、潤沢にあるのかなども教えていただけますでしょうか?
もしご迷惑でなければ回答いただけますと幸いです。
こんにちは。
メッセージありがとうございます。お返事遅くなりましてごめんなさい。
研究活動についてですが、日本でも同じかと思いますが、クリニックによって方針が違います。
研究を盛んにやっている施設もあれば、そうでない施設もあると思います。
資金もそのクリニックによってそれぞれだと思います。
臨床部門の他に、リサーチ部門があるクリニックもありますよ。
ご返信ありがとうございます!
先日シドニーに行く機会がありsunnyblogさんの過去の記事を参考にボンダイビーチなどの観光地を巡ってきました。
何点か質問させていただきたい点もあり、もしよろしければメールでのやり取りは可能でしょうか?